福井宏志朗冬の陣2015〜この冬は、このステージは君のものなのか〜
わたしの冬が終わった。
やっと冬らしい寒さがやってきて、世の中はこれからが冬本番だ。今年はたくさん雪が降るのだろうか。
わたしのところにはもう、たくさんの雪が降った。それはもう、雪の世界から抜け出せないくらいにたくさん。キラキラして、とっても綺麗な雪がたくさん降った。
12月5日 関西Jr. X'mas show 2015 の休日公演が初日を迎えた。今年は平日と休日で出演者も内容もガラッと変わる。
西畑くんは連載でちびっ子が多いこの公演のことを「フレッシュキラキラ組」と呼んだ。そしてその名前の通り、ステージではサンタさんやトナカイ、雪だるまの姿をしたフレッシュで、とってもキラキラしたかわいい男の子たちがオープニングを飾る。
宏志朗くんは、緑色のサンタさんの格好をしてした。誰よりもステージを走り回って四方に笑顔を振りまいて、すれ違う仲間とふざけあったり笑い合って、見たかった笑顔がステージにあった。
楽しそうな姿を見るだけで、私は本当に楽しくて
嬉しかった。
コンサートはどんどんと進み、ついにその時が来た。
[Teleportation]
通路には三人。そして暗がりのステージに登場し始める子たち。
ステージにスポットライトがあたった。
その下に居たのは宏志朗くんだった。たった一人あのステージでスポットライトを浴びて、そして、あろうことか一人で歌い始めた。
会えない夜 君を思い 見上げる月 煌めく星
その瞬間 きっと二人 同じ光を見ている 信じて
私はクリパの申し込みが終わった直後に夢を見た。
本気でそう思っていた。でも、冗談のつもりだった。「いつか」実現すればいいと思っていた。
なのに夢が正夢になって、目の前でその光景が繰り広げられていて、もう立ち尽くすしかなかった。嬉しくて、嬉しくて、嬉しすぎて、言葉が出なかった。動けなかった。
そして、なによりも彼方此方から聞こえる驚きの声と「歌、うまいね」という声が嬉しくて仕方がなかった。
それからまた、衝撃はやってきた。
[Act show]
宏志朗くんは颯爽とローラースケートに乗って現れた。まず第一声はローラースケートも出来るの?!?!だ。めちゃくちゃうまい。キスマイに入れる。いや、これはマジ。本気と書いてマジ。
そして本当の衝撃はそれからだった。
突然聞こえてきた高音のソロパート。歌っていたのは宏志朗くんだった。でも私は歌っているのが誰なのかわからなかった。宏志朗くんを見ていたのにわからなかった。
二度目に見た時にやっと、「あぁ本当に宏志朗くんが歌っている」と思った。
宏志朗くんは本当に綺麗な声を出す。
2年前の夏よりも随分と大人で、男の子から男の人になって、艶っぽいそんな高音のソロパートだった。
そして、衝撃はまだまだ終わらなかった。
もうこちらは瀕死だ。めった刺しにされて、頭を殴られた。いつ死んでもおかしくない。それなのに衝撃は終わらない。
私は、あの時の松竹座が割れるのではないかと思うほどの歓声と、その真ん中にいた宏志朗くんのことを一生忘れないと思う。
龍太くんのソロ曲が終わってから始まったコント(?)で、宏志朗くんがrivalを歌った。
イントロが流れた途端会場が割れるのではないかと思うほどの歓声が響いた。だれが歌うのかと会場中の視線が集まる。
そうして、ステージの真ん中に現れたのが宏志朗くんだった。
自担のrivalが聴けるなんて思ってもみなかった。いつか、いつか歌える日が来たらいいと思っていた。ソロを貰うより夢だと思っていた。
龍太くんは「rivalでどえらいことしたな?!」って言う。まさにその通りなのだ。まずコントでこの曲を使うことがきっとどえらいことなのだ。
関西では照史くんと神山くんが歌った。関東では藤ヶ谷くんと橋本くんが。そして、この夏この歌を歌ったのは西畑くんと向井くん。この歌を歌う人は真ん中に立つ人だ。歌が上手くて、中心にいる人。
そんな人たちが歌った歌を、コントの中といえたった1人松竹座の0番で、大歓声の中歌い上げたのだ。
もう、嬉しくて、苦しかった。
この他にも宏志朗くんはずっとずっと歌っていて、ずっとずっと真ん中にいる。
だからこの冬は、きっと宏志朗くんのための冬だった。
何度見ても、ドキドキして、ワクワクして、時々きゅんとさせてくれる宏志朗くんがだいすきで、恥ずかしげもなく何度だってだいすきを伝えられる冬がだいすきでした。
そして、0番で歌う宏志朗くんの姿を見て、たくさん活躍する宏志朗くんの姿をみて、宏志朗くんにとって、そこに立つことに意味があればいいなと思った冬でした。
彼にとって関西Jr.である事が全てでは無いように、わたしにとっても決して彼を応援する事が全てでは無い。でも、彼を応援することはわたしにとってたくさんのことを頑張る糧になっていて。だから、宏志朗くんにとっても、そこに立つことに、踊ったり、歌ったりすることに、「関西Jr.であること」に意味があればいいなぁって。
これからどうなるかわからない季節がやってきます。不安で、不安で仕方ないけど、きっといつだって勝手なこちらの不安を一蹴してくれたように普通にそこにいてくれるかもしれない。この先のことはもう、彼にしかわからない。だから、伝えたいだいすきを抱きしめて、また来るはずの春を、夏を、冬を待とう。
あと少し残った公演も怪我なく、最後まで元気いっぱいに終わりを迎えられますように。
とっても楽しい冬を過ごさせてくれてありがとう。たくさんの素敵な景色と、元気な姿を見せてくれてありがとう。
わたしの冬は終わりです。
変わっていく あなたの姿
どんな形よりも愛しい
この冬も越えて
もっと素敵になってね
あまりに愛が大きすぎると
失うことを思ってしまうの
自分がもどかしい
今だけを見て生きていればいいのにね
ねえ 雪が落ちてきたよ